こんにちは、けいタンです。今日はお金に関する雑学・知識をご紹介していきます。
今回のテーマは「お金の形の進化を見てみる」です。
そもそもお金は、物々交換の不便さをなくすために生まれたもので、現在も進化していますね。
そんなお金の歴史(お金の形の変化)を今日はたどってみてみましょう。
・前回の関連記事:お金と私たち~人生100年時代のライフプランを立ててみよう!~ (keitan-zatsugaku.com)
重宝されるお金の理由
お金の歴史をたどる前に一度、お金が重宝される理由をいくつか見てみましょう。
大きく分けると3つあると私は思います。皆さんも少しばかり考えてみましょう。
- 交換の手段:お金と交換することで必要なもの・サービスを手に入れることができる。
- 価値を測る:違うものやサービスをお金に置き換えることで価値をある程度、把握することができる。
- 価値の貯蓄:お金は当たり前だが、腐ることはないので、貯蓄することができる。
上の3つはなんとなく理解できるのではないでしょうか。これが、重宝されるお金の理由なのです。
お金の形の進化の流れ
では、ここからお金の歴史を順を追って見てみましょう。
最初は物々交換から始まる
お金としての歴史の始まりは、もともとお金は物々交換に利用されていました。
物々交換は交換したいものが売り手と買い手の互いに一致しないとうまくいかないですよね。
そこで、自分が持っているものを、今のお金に相当する布や米・貝などに交換してから欲しいものと交換するようになったのです。
すなわち、布や米・貝、塩などがお金の代わりになっていたのです。
金貨・銀貨の登場と紙幣・通貨の始まり
皆さんもご存じである、金貨や銀貨は紀元前10~7世紀ごろに誕生したといわれています。
その金貨・銀貨は小さくても価値があり、時間が経っても腐らないうえに、加工しやすい金属で作られたものなので非常にお金の役割として便利だったといえるでしょう。
ちなみに、紙幣の始まりは、預かり証と呼ばれるもので、日本では17世紀ごろに誕生したと言われています。
預かり証が誕生したきっかけは、そもそも金貨・銀貨は大量になると、大きさが小さいといえど持ち運びが大変なうえ、落としたりしてなくしてしまう可能性が十分にありますよね。
筆者も先日、500円硬貨をなくしたときは非常にブルーな気持ちになりました。硬貨だとなくしてしまう危険性があるというわけです。
そのような硬貨のデメリットを補うために、両替商(現代でいう銀行みたいなところ)に安全に保管してもらって預かり証を受け取って、この預かり証を利用して売買するようになったのが紙幣の始まりなのです。
通貨に関しては、日本では、藩(江戸時代・明治時代)が発行するいろいろな紙幣が登場していました。
ですが、1889年(明治22年)に正式なお札を発行できるのは日本銀行だけになりました。
このことは今日、私たちが使用している通貨(日本銀行券のこと)の始まりでもあります。
様々なカードの台頭
そして近代になって、様々なカードが登場してきましたね。そこで、代表的なカードの説明を簡単にですがここではしていきます。
- クレジットカード:いったんカード会社に立て替えてもらい、複数の様々な支払いをまとめて定期的にカード会社に支払うという仕組み。すなわち、手元に現金がなくても買い物ができる。
(注意:無限に使えるわけではない。いずれ、そのお金の額だけ引き落とされるので使い方には注意を払うようにする。)原則、18歳から利用できる。 - プリペイドカード:電子データとして金額が記録されたカード。コンビニなどで売っている。お店などでは、プリペイドカードから代金が引かれる。
- デビットカード:カードと銀行口座を連携させ、カードを使うと同時に銀行口座から代金が引き落とされるという仕組み。
ほかにも様々なカードがあると思いますが、上記の3つはその中でも、よく聞く・使われるカードなのではないでしょうか。
電子データを用いた便利なお金(現金)の代替もの
カード以外にも便利なお金に代わるものがあるので、最後にご紹介しておきましょう。
- 電子マネー:電子的なデータで支払いができる便利なもの。自分のお金を、電子マネー発行業者が発行する電子マネーに交換し、カードなどにチャージすることで使うことができる。
- スマホ決済:スマートフォンをかざすことで支払いができるこれまた便利なもの。支払いに使うお金は事前にチャージしたり、クレジットカードと連携させたり、銀行口座と連携させて動かすことができる。有名なものにPayPayなどがある。
キャッシュレス化の留意点
手元に現金がなくてもお買い物ができると、つい不必要なものまで買ってしまう経験はありませんか?
キャッシュレス化(=カードや電子マネーなど)は大変便利なものですが、使い方に関して気が緩みがちになりやすくなると思います。
しかし、結局はカードで使ったお金も引き落とされるわけですから、自分自身の現実に対応してお金の価値を大切に考えることが重要なのです。
しっかりお金の使い方を見つめ直して、大切にそして有意義に使って下さいね!
まとめ~お金の形は見えるものから見えないものへと変化してきた!
一通り、簡単にですがお金の歴史をたどってみました。
そこから分かるのは、実際に手に持ったり、見たり、数えたりすることができる貝や米、金貨、預かり証、紙幣…などの実物(目に見えるもの)から電子データに置き換わったお金(目に見えないもの)に代わってきたということです。
これからもお金の形は変わってきそうですね。次はどんなお金の形で現れるのだろう?
いろいろ考えてみるのも面白そうですね!
では、今日のお話はここまでとします。最後までご覧くださりありがとうございました。
また明日お会いしましょう。けいタンでした。
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