こんにちは、けいタンです。
今日は21回目となるお金の話をしていきます。
今回のテーマについて
少し前から、お金を国に納める…すなわち税金について学習しています。
毎回言っていますが、なかなか税金について勉強する機会はそう多くないと思いますので、
このけいタンのブログから最低限の税金についての知識を持っていただけたらなと思います。
その中でも今回のテーマは、税金の基礎知識としての「所得税・住民税の税額の決まり方」
について学習していきます。
では、前置きはこれくらいでさっさと本題に入っていきましょう!
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では早速、始めていきましょう!
課税所得×税率で税額が算出できる
課税所得を知っておこう
税額計算の基本は、まず自分の課税所得を知ることから始まります。
所得税・住民税は、単純に1年間に得た収入に税率をかけたものではありません。
例えば、会社員ならば、収入に応じて決められた給与所得控除を差し引くことができます。
また、個人事業主は使った経費を収入から差し引きます。
さらに事情に応じてさまざまな所得控除を行い、残った分が課税所得となります。
そして、税額についてはこの課税所得に税率をかけて算出したものになるのです。
ちなみに、「所得税・住民税について」や「会社員と個人事業主の所得税・住民税の納め方」に
関しては、前回の投稿である「お金と私たち~収入には税金がかかる」を参照してください!
どこで確認すればいいのか…
会社員は、勤務先からもらう給与所得の源泉徴収票で、
収入や所得控除の内訳などを見てみましょう!
個人事業主に関しては、確定申告書に自分で記載して税額を計算します。
復習~収入、所得、課税所得の違いについて
ここでは、復習の内容として収入、所得、課税所得の違いについてもう1度明らかにしておきましょう。
収入と所得
ちなみに、所得税や住民税の対象となるのは「課税所得」でした。
そして、収入と所得について簡単に言えば、
「収入=会社からもらった給与や、パートやアルバイトで得た給与、店舗で得た売上げ」のことで、
「所得=収入から必要経費を引いて残った額」のことを指します。
控除と課税所得
ここからは、控除や課税所得について説明していきます。
給与所得控除
まず、1年間の収入のうち「給与所得控除(必要経費)」というものが含まれます。
この給与所得控除(必要経費)とは、会社員では速算表で求めた金額のことを、
個人事業主については、実際に使った交通費などの必要経費の合計がここにあたります。
※給与所得控除とは、会社員の衣類費や交通費などを経費とみなして計上するという考え方ともいえます。
所得控除
1年間の収入から、先ほどの給与所得控除(必要経費)を引いたものが「所得」になります。
その所得に対しても、一部「所得控除」というものが含まれています。
所得控除については、配偶者控除や扶養控除、社会保険料控除などといったものがあります。
正直な話、会社員でも個人事業主でもここが節税のしどころだといえます。
税額を減らすとために…
そして、所得から所得控除を差し引いたものが「課税所得」になります。
先ほどにもいいましたが、所得税や住民税はこの課税所得にかかります。
なので、できるだけこの課税所得の額を減らすような控除の工夫が必要になってきますね!
税額計算のための基本中の基本となるので、「収入」「所得」「課税所得」の区別を
しっかりと確認して理解しておきましょう!
所得税の算出方法
では、まとめに入る前の最後に、所得税の算出方法を知っておきましょう。
所得税は累進課税の原理
所得税には、課税所得が多いほど税率が高くなる「累進課税」という仕組みがあります。
この累進課税については、例えば、
所得が195万円以下なら、税率は5%ですが、所得4000万円超なら税率は45%にもなります。
では、所得税の算出方法を見ていきましょう。
「所得税額=課税所得額×税率-控除額」
これが、所得税の算出方法です。
つまり、税額を減らすためには、課税所得額を減らす(控除額を増やす)工夫が必要になりますね。
まとめ~税金の知識を持つことは当たり前!
いかがだったでしょうか。
それでは最後に、今回のまとめをして終わりにしましょう。
覚えておくべき所得税と住民税に関する6つの事項
- 所得税・住民税は、単純に1年間に得た収入に税率をかけたものではなく、課税所得に税率をかけて算出したものである
- 収入とは、会社からもらった給与や、パートやアルバイトで得た給与、店舗で得た売上げのことをいう
- 所得とは、収入から必要経費を引いて残った額のことを指す
- 会社員では速算表で求めた金額のことを、個人事業主は、実際に使った交通費などの必要経費の合計が給与所得控除にあたる
- 所得控除には、配偶者控除や扶養控除、社会保険料控除などがある
- 所得税には、課税所得が多いほど税率が高くなる「累進課税」という仕組みがあり、算出方法は「所得税額=課税所得額×税率-控除額」である
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それでは、最後まで見ていただきありがとうございました。
そして明日の投稿もお楽しみに。けいタン
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