重い星~中性子星とブラックホール~068(宇宙⑪)

宇宙

こんにちは、けいタンです。

今日は11回目にもなる宇宙に関するお話をしていきます。

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今回のテーマについて

今回は

「重い星~中性子星とブラックホール」というテーマについて見ていきます。

中性子星はさておいて、ブラックホールという言葉は多くの方が

1度は聞いたことがあるワードだと思います。

特に、「ブラックホールに吸い込まれると2度と脱出できない?」などの

いろんな疑問やウワサがブラックホールにはありますね。

そこで今回は、そんなよく知られていない中性子星とブラックホールの正体について

見ていくことにしましょう!

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では早速、結論から見ていきましょう。

今回のテーマに対する結論

中性子星とブラックホールの正体とは?

結論になりますが、

中性子星とブラックホールはともに超新星爆発の後に残った天体で

とっても小さくて重い星なのです

すなわち、質量が太陽の8倍以上の星が超新星爆発を起こすと、

その中心部には中性子星、もしくはブラックホールが残るのですが、

このことについては、次の項目から詳しく見ることにしましょう。

※参考記事:超新星爆発~超新星は爆発するのか~059(宇宙⑩) – (keitan-zatsugaku.com)
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そもそも中性子星とは?

質量が太陽のおおよそ8~30倍の恒星が超新星爆発を起こすと、中性子星という星が残ります

この星は原子を構成する素粒子(陽子、中性子、電子)の一つである中性子によって

おもに構成されているため、このような名前(中性子星)が付いたのです。

中性子星の特徴

中性子星の大きさは半径10kmほどなので、宇宙規模から考えると小さな星だといえます。

ちなみにですが、これから重さの観点で比較する太陽の半径は70万kmです。

(おまけ的な内容なんですが、太陽の半径は地球の半径のざっと109倍ほどあるといわれます。

なので、このことからだけでも太陽の大きさがなんとなく想像できますね!)

たしかに、中性子星は小さな星なんですが太陽ほどの重さがあり、1cm3あたり数億トンになります

1cm3あたり数億トンとか、すごすぎいいいいいい!(笑)

まあ一言で言ってしまえば、中性子星はとにかく密度が大きすぎる星なんですね。

また中性子星は密度が大きすぎるだけではなく、高速で自転する天体(パルサー)でもあります。

例えば、おうし座にある中性子星は毎秒30回転と観測されているのです。

回りすぎですね。地球は1日で1回転なのに…

以上が簡単な中性子星の特徴となります。

では次に、ブラックホールについて見ていきましょう。

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そもそもブラックホールとは?

高密度すぎる星ーブラックホール

先ほど、「質量が太陽の8~30倍の恒星が超新星爆発を起こすと、中性子星という星が残る」

といいましたね。

そしてブラックホールに関しては、質量が太陽の30倍以上の恒星が超新星爆発を起こし

残った中心核というものが自らの重力に耐えられずに極限までつぶれた天体のことをブラックホールと呼ぶのです。

ブラックホールの特徴

ブラックホールの大きな特徴は、とてつもなく重く高密度すぎる星であるということです。

ですから一定距離以内に近づいたあらゆるものを吸い込み、

一度吸い込まれたものは中で押しつぶされるので、二度と出てこれません

光も脱出不可能!?

あと、ブラックホールは直接観測することができません

今この現在の世界の中で最も速い「光(秒速30万km)」でさえも、

ブラックホールにひとたび吸い込まれてしまえば、脱出は不可能です

そんな光さえを吸い込むブラックホールですが、

近くの恒星からガスを吸い込むときに発生するX線の観測から、

その存在が確かめられました。(だけど、直接見ることはできません)

まとめ~重くて高密度な中性子星とブラックホール!

いかがだったでしょうか。

最後にまとめをして大切な事項を確認して終わりにしましょう。

覚えておくべき中性子星とブラックホールに関する5つの事項

  • 質量が太陽の8~30倍の恒星が超新星爆発を起こすと、中性子星という星が残る。
  • 中性子星は小さな星だが太陽ほどの重さがあり、1cm3あたり数億トンになる。
  • また中性子星は密度が大きすぎるだけではなく、高速で自転する天体(パルサー)でもある。
  • 質量が太陽の30倍以上の恒星が超新星爆発を起こし、残った中心核が自らの重力に耐えられずに極限までつぶれた天体のことをブラックホールと呼ぶ。
  • ブラックホールは、とてつもなく重く高密度すぎる星であり、光でさえもブラックホールにひとたび吸い込まれてしまえば、脱出は不可能である。

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それでは今日はここまでとします。最後まで見ていただきありがとうございました。

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では、また明日お会いしましょう。けいタン
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