こんにちは、けいタンです。今日は宇宙に関するお話の続きをしていきたいと思います。
今まで3回、宇宙に関する記事を投稿しましたね。見ていない方は是非、この機会にどうぞ。
今までの3回宇宙の話に共通することの一つが宇宙レベルではスケールがイメージできないほどすごい大きいということがありますね。(笑)
一応ですね、下に前回の関連記事のリンクを貼っておきます。
そんな中で今回は「なぜ太陽があるのに宇宙は暗いのか?」について考えていきましょう。
・前回の関連記事:星間ガスと微粒子~宇宙空間には一体何があるのか~017(宇宙③) – (keitan-zatsugaku.com)
宇宙空間は真っ暗…
たまにニュースとかで国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された映像などを見ることがありますね。

ISS以外でも、多くの方が想像する宇宙空間は真っ暗だと思います。
これは別に問題ではないのですが、「なぜ宇宙空間は真っ暗なのでしょうか?」
私たちが生きているこの地球では昼間は太陽のおかげで明るいですが、宇宙空間はなぜ真っ暗なのでしょうか。
宇宙空間に太陽があるというのに…
もちろん、太陽以外にもたくさんの恒星(自ら光を放つ天体・星)がありますが、宇宙空間は真っ暗です。
今回はこの疑問について考えていきましょう。
地球(地上)ではなぜ昼間は明るい?
この疑問を解決するために、まず地球(地上)の様子についてから見ていきましょう。
私たちが「明るい」と感じる、別の表現で言い換えると「物体が見える」ということは、「物体に光があたり、その光が反射して目に届く」からなのです。
地球(地上)にはもちろんですが、空気があります。
その空気中には細かいチリや水、目にも見えない気体の粒などがたくさん存在しています。
太陽の光は、これらの粒にあたって様々な方向に反射して散らばるのです。
そしてその光が海や地面などにあたって更に反射することで、もっとたくさんの方向に光が散らばります。
結局のところ、それらの散らばった光が周囲を照らしてくれるので、昼間は明るいと感じることができるというわけなのです。
宇宙空間での光の反射は?
では、本題である宇宙空間について戻りましょう。
宇宙空間は前回でも述べましたが、存在する原子や分子の数が異常に少ないのです。
言い換えると、宇宙空間に存在する空気自体も少なければ、チリや粒子なども非常に少なく、真空に近い状態になっているのです。
参考程度で、前回の宇宙に関する記事「宇宙空間には一体何があるのか?」を参考にしてもらえると理解がなおいっそう深まると思います。
下のリンクから見ることができますので、チェックしてみましょう。
・参考記事:星間ガスと微粒子~宇宙空間には一体何があるのか~017(宇宙③) – (keitan-zatsugaku.com)
すなわち宇宙空間では、仮に太陽の光が届いていたとしても、あたって散らばらせてくれるチリや気体の粒があまりにも少ないので、光が反射して散乱することなく素通りしてしまいます。
そのため、光が周囲を照らすこともないので(素通りしてしまうから)、私たちの目には光が入ってこないのです。
したがって、宇宙空間は真っ暗に見えてしまうのです。
まとめ~明るいと感じるのは光の反射による散乱のおかげ!
では、今回の内容を簡単にまとめていきましょう。
- 地上(地球)では、大気中の様々な粒が太陽の光を反射する。
- そして散らばった光が周囲を照らしてくれることで、明るいと感じることができる。
- しかし、宇宙空間には粒が比較的少ないため、光が反射せずにそのまま素通りしてしまう。
- その結果、宇宙空間では光が散らばらないので周りを照らすことはなく、真っ暗に見える。
いかがだったでしょうか。宇宙が暗い理由が把握できましたか。
少しでも「面白い」と感じてくれたら筆者としては幸いです。
それでは今日はここまでとします。最後まで見ていただきありがとうございました。
では、またお会いしましょう。けいタン
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・前回の関連記事:星間ガスと微粒子~宇宙空間には一体何があるのか~017(宇宙③) – (keitan-zatsugaku.com)