作用・反作用~アーチ形の橋はなぜ崩れないのか~049(科学⑩)

科学

こんにちは、けいタンです。

今回はアーチ形の橋に関する疑問について紹介していきます。

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今回のテーマについて

もともと橋というものは昔から作られていて、今現在でも数多く残っています。

そして橋には様々な種類のものがありますが、その中の1つであるアーチ形の橋は、

これといった支えがないようにも見えますよね。

そこで今回は、

「支えがないようにも見えるアーチ形の橋はなぜ崩れないのか?」

というテーマについて考えていきたいと思います。

・合わせて読みたい前回の関連記事:マグヌス効果~変化球はどうして曲がるのか~042(科学⑨) – (keitan-zatsugaku.com)
↑野球投手が投げる変化球の曲がる仕組みがここから分かります!

ではまずは、結論から始めていきます。

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この疑問に対する解答

どのような力がアーチ形の橋を支えているのだろう?

アーチ形の橋はなぜ崩れないのか?という疑問に対する結論は、

アーチ形の橋を構成している台形の断面の石が、お互いを支えあい、作用と反作用がはたらき合うから

ということになります。

「台形の断面の石が、お互いを支えあい、作用と反作用がはたらき合う」

と言われてもなかなか理解が難しいと思いますので、

ここからはいつも通り、一つひとつずつ解説していきます。

アーチ形の橋の石の断面は台形

先ほどの疑問に対する解答のところでも言いましたが、

アーチ形の橋が崩れない大きな1つの要因として、

構成している石をよく見てみると、石の断面が台形であることが分かりますね。

そうなんです!この台形がポイントなのです!

石同士による重力の分解

どういうことかというと、地球上のあらゆる物体には重力がはたらきますよね。

もちろん、アーチ形の橋を構成している石にも重力がはたらくので、

石は下へ落ちようとするのです。

ですが、両脇の石も台形であるため、落ちようとする力(重力)が分散するのです。

つまり重力が、両脇の石を押す力AとBに分解されるのです。

今回もですね一応、手書きの参考の図を貼っておきます。

参考程度で確認してみてください。

重力が、両脇の石を押す力AとBに分解される!

作用・反作用について

押すことを、物理の言葉では「作用」といい、

逆に押し返されること「反作用」といいます。

作用・反作用については過去にも1度、取り上げたことがあります。

そのときのテーマは「なぜスキージャンプはうまく着地できるのか?」というものでした。

まだ見ていない方や作用・反作用についてあまり詳しくない方は、

下のリンクからチェックすることをおススメします!

こちらのスキージャンプのテーマの方が今回のアーチ形の橋というテーマよりも

比較的馴染みやすく分かりやすい記事だと思います。(北京五輪もありましたし…)

※今すぐ見るべき関連記事:反作用~なぜスキージャンプはうまく着地できるのか~026(科学⑥) – (keitan-zatsugaku.com)
↑あんなに高いところから落ちて衝撃は大丈夫なの?!
うまく着地できる科学的な理由を知っておこう!!

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アーチ形の橋と作用・反作用

アーチ形の橋はなぜ崩れないのか?

おっと、話がそれてしまいましたね。

アーチ形の橋では、1個の石が両脇の石を押すこと(作用する)で反作用を受けます

そしてこの反作用で自重を支えるのです。

それぞれの石が両脇の石を押し合って最終的には

両脇の地面が石橋を支えるということになります。

石は反作用による圧縮力に強く、変形しにくいので、

アーチ形の構造では、石の重みが均等に両端に伝わり

なおかつ石自体の重さで各パーツがはまって支え合うことで

アーチ形の橋は崩れにくく安定するのです。

アーチ形の橋の応用

何となく予想がつくと思いますが、アーチ形の橋の構造は現代でも用いられています。

その代表例の1つがトンネルです。

トンネルの形もアーチ形になっていますよね。

すなわち、橋と同じように、

上からの重み(重力)を両脇へうまく逃がすことによって、

崩れることなく安定しているのです。

まとめ~両脇の石から反作用を受けて支えられている!

どうだったでしょうか。

理屈はそこまで難しくないとは思いますが、この理屈を知っている方はおそらく少ないと思います。

なので、今回のことは是非、友達や家族に自慢してみてください!

いいアウトプットになります。

では今回もいつも通り、まとめをして終わりにしましょう。

  • 橋を構成している石の断面が台形であることで、両脇の石も台形であるため、落ちようとする力が分散する。
  • それぞれの石が両脇の石を押し合って最終的には、両脇の地面が石橋を支える。
  • アーチ形の構造では、石の重みが均等に両端に伝わり、なおかつ石自体の重さで各パーツがはまって支え合うことで、アーチ形の橋は崩れにくく安定する。

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では今日はここまでです。最後までご覧くださりありがとうございました。

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また明日お会いしましょう。けいタン
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