こんにちは、けいタンです。今日は久しぶりに宇宙に関するお話をしていきたいと思います。
今まで2回、宇宙に関する記事を投稿しましたがやっぱり、宇宙の話題になるとスケールがイメージできないほどすごい大きいですよね。
今回も「そんな規模が大きい宇宙の空間にいったい何があるのか?」について考えていきましょう。
・前回の関連記事:天体の種類~太陽系と銀河系と宇宙の関係性を見てみる~ (keitan-zatsugaku.com)
宇宙空間は「真空に近い状態」なのである!
まず、先ほどの疑問に簡単に私なりの答えを言いましょう。
それは、「宇宙空間は真空に近い状態(物質がほとんどない状態のこと)なので、地球の空間に比べて存在している物質がごくわずかしかない」という回答です。
宇宙=真空(物質がない状態)とイメージされている方は大まか正解です。
ですが厳密にいえば、宇宙空間は全くの真空(このことを「絶対真空」という)状態ではないのです。
すなわち宇宙空間にはごくわずかではありますが、原子や分子といった物質が存在しているということなのです。
では、宇宙に存在する原子や分子がどのくらい僅かなのかについて地上(地球)と比較しながら見ていきましょう。
地球にはこんなにも分子が存在しているのだ!
皆さんもご存じの方が多いかとは思いますが、地球表面を覆う空気は窒素や酸素などの分子からできていますよね。
ではその窒素分子や酸素分子がどのくらい地球表層に存在しているか?ということについて見ていきます。
あまりにも大きすぎる値でびっくりするかもしれませんが、1cm3(縦・横・高さ1cmの立方体)の中に大体2700京の分子が存在しているといわれています。
少しでもわかりやすく別の単位で表現すると「2700京とは、2700万の1兆倍の値」です。
うん、分かんない。(笑)そんな方がいてもおかしくありません。だって大きすぎるんだもん。(笑)
冒頭でも述べましたが、宇宙に関するものは数にせよ大きさにせよスケールが段違いですよね。
まあ、多すぎて分かんないという方も、「地球の空気の中のほんの小っちゃい空間にも分子が分かんないほど大量に存在しているんだ!」と理解してもらえるといいです。
では次に、宇宙空間に含まれる分子の数を見てみましょう。
宇宙に存在する分子はたったのこんだけ!?
今さっき、地球の中に含まれる分子の数の多さに驚いた方が多数だとは思いますが、ここでもその数について驚くと思います。
なぜかというと、宇宙空間には1cm3(縦・横・高さ1cmの立方体)の中にたったの1個から多くても数個の原子・分子しかないといわれているからです。
少な!と思った方、そうなんです。宇宙空間にはほとんど原子や分子が存在しないのです。
ということは、地球と比べてごくまばらにうすく物質が存在している状態であるということになりますね。
では、最後にそのうすく宇宙空間に存在している物質の正体を突き止めましょう。
その物質の正体はガスと粒子!?
結論を述べると、宇宙空間にうすく存在している物質の正体は、主に星間ガスと呼ばれる気体(ガス)と固体の微粒子なのです。
そして、その星間ガスや微粒子の一部は長い年月をかけて集まって、密度が大きくなることで新しい星を作る材料となるのです。
そう考えると、私たちが住んでいるこの地球(惑星)もこうしたガスや微粒子などの物質が集まった集合体から誕生したと考えることができますね。
一応、宇宙空間には星間ガスや微粒子以外にも電磁波や光、宇宙線と呼ばれる粒子も存在しています。
また、正体不明のダークマターなども存在しているのです。
まとめ~宇宙空間には主に星間ガスと微粒子が存在している
今日の内容を簡単にまとめると以下のようなものになります。
- 宇宙空間は真空に近い状態なので、地球の空間に比べて存在している物質がごくわずかしかない。
- 地球の空気の1cm3の中には分子が大量に存在している。
- 一方で、宇宙空間には1cm3の中にはたったの1個から多くても数個の原子・分子しかない。
- 宇宙空間にうすく存在している物質の正体は、星間ガスと呼ばれる気体(ガス)と固体の微粒子である。
- その星間ガスや微粒子の一部は長い年月をかけて集まって、密度が大きくなることで新しい星を作る材料となる。地球もその一例である。
いかがだったでしょうか。意外と面白かった内容だったと筆者は感じています。皆さんはどうでしたか?
宇宙のことを少しでも知るとその規模の大きさに圧倒されますよね。
しかしながら、神秘的な宇宙の仕組みを知ることは面白いことでもあります。
皆さんが今回の宇宙の話をきっかけに宇宙に対して興味を持っていただけたら幸いです。
では今日はここまでとします。最後まで見ていただきありがとうございました。
では、またお会いしましょう。けいタンでした。
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