こんにちは、けいタンです。
今日は宇宙に関するお話をしていきます。
宇宙に関する雑学も早いもので今回で6回目となりました。
過去の宇宙に関する記事については、
下の方に「前回の関連記事」というリンクを設置しているので
まだ見ていない方は是非、そこからチェックしてみてください。
今回のテーマ
今回は多くの方が1度は疑問に思う
「宇宙って無重力なのか?」というテーマについて見ていきます。
また、「無重力がどんな状態であるのか?」ということについても少しだけ話していきますね。
なので是非とも今回のテーマについて、興味を持ってもらえると嬉しいです。
・合わせて読みたい前回の関連記事:引力~星同士が引っ張り合う力の正体とは~028(宇宙⑤) – (keitan-zatsugaku.com)
↑地球を含む、星々が生まれるために必要な力とは?
ではそろそろ見ていきましょう。
まずは、結論から答えていきます。
この疑問に対する解答
早速、結論から言いましょう。
まず、宇宙は無重力なのか?という問いに対しては、
「宇宙空間は厳密には、無重力ではない」というのが答えになります。
また、無重力ってどんな状態なのか?という疑問については、
「宇宙空間でふわふわ浮くのは、『無重力状態』ではなく『無重量状態』である」が答えになるのです。
これだけ言っても、なんかいろいろと謎が深まるばかりですよね…。
なので、ここからはいつも通り丁寧にそして分かりやすく解説していきます!
「宇宙=無重力」は実際には違う!
国際宇宙ステーション(ISS)の船内でふわふわと浮かんでいる宇宙飛行士をテレビのニュースでたまに見ますよね。
そしてよく、「宇宙=無重力」と言われますね。
しかしながら先ほどにも言ったように実際には、
宇宙は無重力かというと、そうとはいえないのです。
なぜかというと、近くにある天体、太陽系なら、地球や太陽、火星などの重力(引力)の影響を受けているからなのです。
重力という力はどこまで遠く離れてもゼロにはならないので、
太陽系の場合だと、太陽系の端にある天体だとしても太陽からの重力からは逃げられないのです。
ですので、宇宙空間は「無重力(はたらいている重力がゼロ)」ではないのです。
ISSの船内は無重力?
では、ISSの船内が無重力のように見えているのはどうしてでしょうか?
これはISSが、
落下しながら飛ぶことにより、地球の重力を打ち消しているからなのです。
地球の重力を打ち消すとは何を言っているのでしょうか?
ISSは、1秒間に7.7km(時速28,000km)という
ものすごい速さで地球の周りをグルグル周回しています。
そして周回している間にも実は、
ISSは地球の重力に引かれて落ち続けているのです。
ところがさらに地球は球形をしているので、
ISSは前に進みながら地球の外周に沿って落ちているというわけです。
しかし、言葉だけでの説明だと分かりにくいので、
こちらに参考図を貼っておきます。
確認してみてください。
自由落下と無重量状態
では最後にISSの、
「落下しながら飛ぶことにより、地球の重力を打ち消している」という原理を説明していきます。
そもそも地球付近の物体というのは、
地球の重力に引かれて自然に落下(これを「自由落下」という)するとき、
落下する物体の重さが失われるので、体も軽くなるように感じるのです。
エレベーターで急降下するときの自分の体をイメージすると分かりやすいかと思います。
そして、ISSはものすごいスピードで飛びながら落下し続けているので、
それによって重力が打ち消され、船内にいる宇宙飛行士や様々な物がふわふわと浮くことになるのです。
これを「無重量状態」と呼ぶのです。
無重力状態ではなくて、無重量状態になるのです。
まとめ~「無重力」ではなく「無重量」と呼ぶ!
いかがだったでしょうか。
今回の内容では少々、難しいところがいくつかありましたね。(笑)
でも、なんとなくでいいので今回のテーマについて理解できれば大丈夫です。
すなわち、下の2つのことを新たに知っておくことができればOKです!
それでは、まとめをします。
- 宇宙空間の天体は互いに重力(引力)で引っ張り合っているので無重力ではない。
- ISSは落下しながら飛ぶことで「無重量状態」を生み出し、ISS内ではふわふわと浮く現象が起こる。
今回の内容で少しでも面白いと感じてくれたら嬉しいです。
そして、
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それでは今日はここまでとします。最後まで見ていただきありがとうございました。
では、またお会いしましょう。けいタン
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・前回の関連記事:引力~星同士が引っ張り合う力の正体とは~028(宇宙⑤) – (keitan-zatsugaku.com)